何度か通院させていただいている家から車で1時間くらいで行ける大きな病院。
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先日2学期に入って初めての受診があり、先生と話したのですが、初めて長男が自分の現状を自分で打破しようと考えている様子が見られました(*´ω`)
手の障害で書くことに不便がある長男のテストの受け方について
前にちらっと書いたことがあるのですが、長男は手を使うことに不自由があり、「書く」ことも苦手なので1学期はテストの時間を延ばしてもらうという対応を取っていただいていました。
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テストや成績と提出物。長男の夏休み前の懇談にて。
で、今回ST(言語療法士)の先生からテストについての話があり、はじめは「特に困ってない」とか言っていましたが、先生が根気強く話を聞き出してくださり、
「書くことがしんどく、テストが3科目くらいになってくると疲れてどうでもよくなり、わかる問題も書くのがめんどくさくなる」
という大事な問題を引き出してもらえました(;゚Д゚)
それ、ほっといたらダメな大きな「困ったこと」やん…(´・ω・`)
で、あぶりだされた問題をどうするのか、と。
「困ってそうなこと」があるのに、「問題」だとなぜか気付けなかった(´・ω・`)
書くことがしんどいことは私もわかっていたので、iPadやパソコンでテストを受けることはできないか聞いてみたけど、それは難しいと言われました。
1学期の懇談の時に、支援学級の担当の先生から「テストが進むにつれて、しんどそうで時間を延長せずに切り上げたりしていた」と聞いていました。
書くのはしんどい。
時間を延長するという今の対応では、疲れがたまる様子。
ってことがわかってたのに、なぜか「それならやり方を変えないと!」って考えに至らなかったんですよね…。
子供本人も気付けない。「困ってること」に気付くと子供が変わる
テストで書くことがしんどいという問題が浮き彫りになり、STの先生から
「それって困ってることじゃない?」
と先生に問いかけられて、本人も初めて「自分が困ってること」に気付いたようで笑っていました。
これまでの長男は、保育所時代からずっと与えられた環境で精一杯がんばってきていたように思います。
頑張ってるから、問題視されることもなく学校生活を送り、懇談の時とかでも「頑張ってますよ」と評されていました。
でも逆に、長男から「これが嫌だ」とか「これに困ってる」とかネガティブなことって聞かなかったんですよね。
聞かないから問題を解決しようという動きになることもなかった。問題になってないから。
本人の意見は何もなく、病院で先生にいろいろ聞かれてもはにかんだり考えてるポーズをとって無言になったりで、いつも大人側から解答例が与えられていました。
それが今回初めて、「教科の間の休憩時間を延ばしてもらえないかな?」と自分で解決策を考えていました。
今までもいろんな病院でいろんな先生に診てもらったけど、いっつも他人事みたいになんならあくびとかしながら話していました。
先生もやる気なくなっちゃうやろうな(;´・ω・)
今回も途中までは今までと同じようにやる気ない感じであくびをかみ殺すような様子だったのですが、
「テストで書くことに疲れちゃうんやんね。しんどいことを学校の先生にもわかってほしいよね。わかる問題は全部答えたいよね」
とSTの先生に言ってもらって、初めて診察室で前のめりになって自主的に先生と話そうとしていました(゚д゚)!
こんな長男初めて見た。
すっごく感動して、うれしかったんですけど、夫や義父母などに話してもイマイチこの感動が伝わらないみたい(´・ω・`)
話術不足ε- (´ー`*)